さようなら市内電車・市営バス

　今日（2005年3月31日）をもって長い間岐阜市内の公共交通機関として走っている名鉄の岐阜市内線が1911年の開業以来94年の歴史に、また岐阜市営バスが55年の歴史にそれぞれ幕を引きます。
　最後の勇姿を写真に収めてきましたのでご覧ください。（上3枚（中段左が市営バスです。鵜飼の鵜が斜体の後部に描かれています。）は長良川に架かる忠節橋（金華山の西方に当たります）から金華山を背景に、下2枚は金華山の南にある競輪場前停留所から金華山を背景に写したものです。

　昨夜（H17/3/31）は美濃町線の最終電車に列車妨害があったようで最終列車の車庫への帰着は今日（H17/4/1)の午前1時過ぎになったようです。
　廃線後1夜明けた車庫の風景です。揖斐線、市内線、美濃町線の電車が勢ぞろいして身体を休めていました。これから一部の電車は豊橋、福井等へ旅立っていくことになっているようです(H17/4/1の中日新聞によると、名鉄「木村」社長の話として「車輌41両のうち28両の行き先は決まったが、保存を望む声のある1926年（大正15年）製の丸窓電車『モ510型』については行き先が決まっていない。地元で保存したいという話があればありがたい」と述べたという記事が掲載されていました。)。